心理ってなんだろう? 心理を学ぶ理由

こんにちは。

京都・大阪でカウンセリングや心理セラピーを行っている、心理セラピストの杉原京子です。

「どこに行っても、誰といても分かってもらえない」
「どう人と関わればいいのかわからない」

そんな孤独感や生きづらさを抱えていませんか?
今日はそんな方へ、心理を学ぶことの意味や大切さをお伝えしたいと思います。

さて、本日のテーマは
「心理ってなんだろう? 心理を学ぶ理由」 です。

心理ってなんだろう? 心理を学ぶ理由

デジタル大辞泉では以下のように書かれています。

心理:
1 心の働きやありさま。精神の状態。「複雑な心理」「深層心理」
2 「心理学」の略。

引用:デジタル大辞泉

つまり心理とは、「人の心がどう働き、どんな状態にあるのか」ということです。

けれども、私たち自身の心を理解するのはとても難しいこと。
目に見えるものでも、耳で聞こえるものでも、手で触れられるものでもないからです。

それでも私たちは「心を知りたい」「学びたい」と思います。
それはなぜなのでしょうか?

心理を学びたいと思うとき

心理を学びたいと思う背景には、多くの場合こんな思いがあります。

  • 人間関係の悩みを解決したい
  • 自分を変えたい、人生を変えたい
  • 生きづらさから抜け出したい
  • 現実がつらすぎて、どうしていいかわからない
  • 仕事で成果を出したい
  • 恋愛や結婚をうまくいかせたい
  • 起業や成功をつかみたい

つまり、「このままでは苦しい」「なんとかしたい」という切実な気持ちがあるからこそ、心理に目を向けるのです。

私自身の体験

私もかつて、強い対人恐怖に悩んでいました。

職場で上司から「ちょっと話がある」と言われただけで、胸の中に嵐が吹き荒れ、頭が真っ白になり、手が止まってしまう。
話の内容を理解する余裕もなく、「怒られるに違いない」と思い込み、身構えたり謝り続けたり…。

それはすべて「人は自分を攻撃してくるものだ」という思い込みから来ていました。

その背景には、幼い頃の親との関係があります。
いつも怒っている両親、理由もわからず怒られる日々、話を聞いてもらえなかった孤独感、求めても無視や拒否という絶望感、邪魔な存在なのではという自己否定感…。
そうした体験が「人は怖い」という心のクセをつくり、職場の人間関係に投影されていたのです。

けれども心理を学び、自分の心の仕組みを知り、少しずつ自分を癒していくうちに、その恐怖心は和らいでいきました。
今では当時の自分を振り返り、「どうしてあんなに反応していたのだろう?」と思えるくらいです。

「相手を変えたい」と思っていた頃

正直に言うと、学び始めの私は「相手を変えたい」という気持ちでいっぱいでした。

・相手が悪いんだから、相手を正したい。
・相手を自分の思い通りにしたい。

そうやって問題の原因を家族や周りに押し付け、私は「自分は変わらなくていい」と思っていました。完全に他責で受け身だったのです。
また、「誰かに自分を変えてもらいたい」という願いもありました。
一見前向きに聞こえるかもしれませんが、実は「自分では責任を取りたくない」という思いの裏返しでもあります。

心理的利得とは?

私たちは「変わりたい」と願いながらも、どこかで変わらずにいることを選んでしまうことがあります。
それは怠けているからでも、弱いからでもありません。
実は“変わらないままでいること”にもメリットがあるからです。
リトリーブサイコセラピーでは、これを「心理的利得」と呼びます。

例えば――
 ・傷つかなくてすむ
 ・否定や攻撃をされなくてすむ
 ・自分の嫌な部分を見なくてすむ
 ・不安や恐怖を避けられる
 ・嫌われないですむ
 ・孤独を避けられる

こうしたメリットに守られていると、心は一時的に安心できます。
「感じたくないものを避けたい」というのは、誰にとっても自然なことですし、実際に自分を守ってくれる大切なはたらきでもあります。

安心できる反面、この“守り”にとどまっている限り、問題そのものは解決しません。

たとえば、
相手を責め続けていれば、自分の嫌な部分を見なくてすむかもしれません。
ただその間、自分の課題は手つかずのまま残り、相手との関係もますます悪化してしまいます。
相手をコントロールしようとすれば、相手も反発してきます。すると「コントロールの押し合い」になり、関係は壊れてしまうのです。そして、相手との支配関係は「共依存」となり、やがてその人間関係は破綻に向かいます。


自分の変化が道をひらく


本当に変えられるのは、相手ではなく自分自身。

そのときの感じ方や受け止め方を少し変えることです。
小さな心の変化が、人生の大きな変化につながっていきます。
なぜなら人の行動は感情や感覚から生まれるから。
感情が変われば、行動も変わり、自然と人生の道がひらけていくのです。
自分の内側を整えることで、人との関わり方もやわらかく変わり、周りの人たちとの関係も自然に変化していきます。

つまり――
自分の変化こそが、新しい道をひらいていく鍵 なのです。

心理を学ぶということ

自分を知ることは、ときに痛みを伴います。
押し込めてきた感情や、弱さと向き合う必要があるからです。
でも、その先には大きなギフトがあります。

  • 自分の輪郭がはっきりする
  • 心理的な境界を持てる
  • 自分を表現できる
  • 他者と健全な関係を築ける
  • 人間関係がラクになる

そして何より、
自分が本当に望む人生を歩むための道筋が見えてきます。

心理を学ぶとは、「自分と向き合い、心を豊かにしていくこと」 なのです。

心理を学び始めたとき、多くの人が「相手を変えたい」「誰かに自分を楽にしてほしい」と思います。私自身もそうでした。

けれども本当に大切なのは、外ではなく自分の内側を見つめること。
そして、自分が少しずつ変化していくことです。

その変化こそが、あなたの人生に新しい扉をひらいてくれるのだと思います。

心理を学ぶことは、自分自身への最高の贈り物。
私は今、心からそう感じています。

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